それってそういうことだっけ?

近頃、「地方創生」とか「地域の活性化」とか「まちづくり」「町興し」とかよく聞く。

3NASびのある茶山通り、豊前田~グリーンモールでも、「かつての賑わいを取り戻そう!」みたいな動きがあるみたいで。

それ自体は悪いことではないと思うけれど、なんだか違和感を感じるのは気のせいだろうか(*_*)?

なんだか一部の人たちだけで盛り上がってるような気がして…現に茶山通りで商売を営んでいるにもかかわらず、私は何のお声がけもいただけてない。
それだけではなく、3NASびにご来店いただいているご近所に住んでる方や近くで働いてる方などにもほとんど情報が届いてないらしく、「ARCH茶山」について私が質問をされることが多くて…少しでも地域の活性化に役立てるならと思い、私が自分でいろいろリサーチして、お客様にアナウンスしている状態。

なんだか「外の人」が寂れた街に流れ込んできて、自分たちだけで盛り上がってるだけのように感じる。

「地方創生」とか「地域の活性化」とか「まちづくり」「町興し」とかってそういうことだっけ?
今現在そこで商いをしたり働いたりしてる人や、昔からこの地域に住んでる人達と一緒にしていくものなんじゃないかと思うんだけど…。

インスタグラムなどのSNSとかでは、いわゆる意識高い系の人たちが情報を発信してはリポストの応酬で盛り上がってる。
けど、ぶっちゃけ高齢化がかなり進んでいる茶山通りの人たちの大半はSNSから情報を得ることなんてないから、自分たちの町で何が起きようとしてるのか全くと言っていいほど知らない。

町がにぎわうのはいいことだとは思うけれど、それが本当に求められてる形なのだろうか…?
3NASびも含め、この通りには数少ないながらも営業しているお店はあるけれど、そこは蚊帳の外。
周辺に住んでいる人たちのニーズも全くお構いなし。
「外の人」がこの通りに自分たちの盛り上がれる場所をつくろうとしているように感じる。

私自身、この場所で3NASびを初めて1年と少し。
オープン当初は全く地域のニーズがわからず、右往左往していた。
そこから数少ないお客様との交流から、いかに自分のやりたいこと×地域のニーズに合ったものを提供できるかを試行錯誤(は今も続いている)。
SNSの発信と並行して、チラシをポスティングしたり、店前で(主に子どもたちが)声掛けをしたり、最近ではのぼりを立てたりと、アナログな方法でのアプローチをしている。
その甲斐あってか、少しずつ認知も高まってきたようで、新しくご来店されるお客様も増えてきてるし、その方たちがまた「あそこのお店は美味しいから」と他の方にもお声掛けしてくれるようにもなってきていて。
地域の方に応援されるお店になってこれてるのかな?って感じている。

外からの大きな力も必要とは思うんだけど、それだけでは一時的な盛り上がりで終わってしまいそう。
やはり続けようと思ったら中の人の応援や協力あってこそで、これがないと本当の意味での活性化とは言えないんじゃないかな?と。